2025-03-07

まだ着かぬ、まだまだ着かぬマチュピチュ前に、伝統的なネズミ料理を食らう編

 ムラキチ達は、そういえばペルーに来てから、

お腹があまり空かないのに気が付く。

目は食べたいんだけれども、胃袋が押されているというか、

圧迫感があるので、思ったより食べられない。

それもこれも高地にいるためなのか?何なのか?

とにかくお昼ご飯も食べずに旅を進めることにした。しばらくすると

エレーネさんの車はクスコとオリャンタイタンボの街の中間

Lamayラマイという田舎に差し掛かかった。


こんな感じのかわいらしいコの

モニュメントが立ち並ぶ通りに来た。

ゆるキャラ的で「かわいい~!」

と、ムラキチアヲは写真を撮る。

エレーネさんがもっと良く写真が撮れるように

モニュメントのある方にゆっくりと車を近づける。


すると!!串に刺した「何か」を持ったおばちゃんが、

車に向かってわーわー叫びながらやって来た。

「え?ナニゴト??」と、車の窓越しで

良~く耳をすませたら「クイはいらんかね~?」

と言っているのだった。

あっ!!これはかの有名なペルーの伝統料理

Cuy al harnoクイ・オル・アルノではないか!!



クイというコロンビア、ボリビア、アルゼンチンなど

南米に生息する「テンジクネズミ」という動物の

お腹に、ハーブをたっぷり詰めて1時間ほどじっくり

丸焼きにしたもので、

魚介類などが手に入らない山岳地帯においては、

貴重なたんぱく源・ご馳走なのだそう。

そしてここラマイは、美味しいCuyeriaクジェリア

(クイ屋さん)が立ち並ぶストリートだったのだ!!

舗装もされていない30mくらいの道の左右どれもこれもみんな

このクジェリアらしい。今晩の夕飯用に持ち帰れるか聞いたら、エレーネさんが

「Comer  aquí?  コメル・アキ?(ここで食べる?)」と聞いてきた

「¿Cuánto cuesuta? クアント・クエスタ?(いくらですか?)」とムラキチが聞くと

「Setenta!!Setenta!! セテンタ!(70ソル!=約2940円)」とおばちゃんが、

おいでおいでの手招きをする。3人ともお腹が空いていなかったのに、

この北京ダックのような美味しそうなビジュアルと、香ばしい香りに誘われて、

急に食欲がわいてきた。それにムラキチがクスコ市内で食べようと思っていた

クイの値段より安いじゃあないか!!

クスコのレストランでは注文してから焼き上げるので、時間がかかると聞いていたが、

ここならもう、焼き立てが食べられる!!

「30 minutos OK!!」30分くらいならここで食べられるからと、

エレーネさんは店の前にきちんと車を止めた。

おばちゃんはもう串を持って、どんどん店の奥へ入っていった。

ムラキチ達も続いて中に入ると、近くの大きなテーブルに案内された。

他のお客さんはたぶんペルー人・現地の人たちだ。

完全にアウェイの雰囲気。みんなジロジロこちらの様子をうかがっている。

「comer conmigo!! コメル・コンミゴ! (食べる、一緒に!)」

入り口でもじもじしていたエレーネさんを誘うと、嬉しそうに同じテーブルに着いた。

「beber cerveza べベール・セルベッサ (ビール、飲む)」

ムラキチがウエイターに飲むジェスチャーをすると

何種類かビールの種類を言われたので、Negroネグロ(黒ビール)にしてみた。


大容量できてビックリ!の

Cusqeña クスケーニャというクスコのビール。

ペルーではどこにでも見かける超定番のビール。

その中でも黒は甘くて、カラメルのような味わい

この紙ナプキンが入っていた陶器製の

かわいらしいカップにビールを注ぐんだって!

雰囲気ある~!!10ソル=約420円


見渡すとみんなジョッキに注がれたピンクの飲み物を飲んでいる。
アレは何かと聞くと、エレーネさんが一番好きという
Chicha Frutilladaチチャフルティヤーダ 3ソル(約120円)
という甘い飲み物だそう。エレーネさんが注文したものを少し分けてもらうと、
ちょっと表面に泡が立っていて、白濁したピンク色。ひとくち含むと
まず「げほっ!!」とむせるくらい何か発酵させた味がする。びっくりして
「¿No alcohólico ノ・アルコォリコ?(ノンアルコール?)」と聞いてしまった。
「Sí, Es natural シ・エス・ナトゥラル(はい、自然です)」

そうなんだ~甘酸っぱくておいしい!
いちごヨーグルト酒みたいなんだけど、お酒じゃないんだね。
(そりゃそうだ!ドライバーのエレーネさんが飲んでるくらいだもんね!)
トウモロコシから作るチチャに、いちごやリンゴジュースなどを混ぜて作るんだそう。


こちらは紫トウモロコシから作る
chicha morada チチャモラーダ 3ソル=約120円
ペルーの生活に欠かせない、
栄養素たっぷり!の飲み物。
りんごやパイナップル、シナモンなどと煮込んでいるためサングリアのような味わい。
ムラキチがむせていたから、
美味しかったかどうかちょっと心配そうに
「どちらが好きか?」と聞かれたのですぐに、
Frutillada!!」と答えたら、エレーネさん笑ってた
でも、ホントどちらもおいしい!
「Muy rico!ムイ・リコ!(すごく美味しい)」






そうこうしているうちに、テーブルにはドス!ドスッ!!と大量のじゃがいもと、
パスタそしてお待ちかねの食べやすくカットされたクイ・アラ・オルノがやってきた!!
え?!この付け合わせの(全然付け合わせっぽくない大量だけど)じゃがいもとパスタも
付いて、70ソル!!す、すごい!!


はい!
2本の前歯が付いた頭はムラキチがもらいますよ。
かぶりつくと、すっごいおいしい!
何に似ているかと言えば、鶏肉に近いかも?
ハーブが良く効いていて、
きっと食べた後、服も髪も全部みんな
この香りに包まれていることでしょう。
皮もパリッパリ!!
身はそんなにたくさんついているわけじゃないけど
骨と骨の間についているのをしゃぶると
旨味がすごい!
これ、クスコで食べるより絶対美味しいやつやん!!



さっきアルパカとリャマの牧場で、   

さんざん「かわいい😍!かわいい😍!!」
と、連発していたのにアンタたち!
食っちまったよついに!!
ごめんね、でも
「生きる」ってそーゆうコト。




そして付け合わせのじゃがいもに紛れ、

ひとつ何かコロッケのようなものを発見。

中を割ってみると、大きいピーマンみたいなものに

にんじん・玉ねぎ。。いろいろ入ってる。

食べてみると

か、辛い!!

「Picante!Picante!!ピカンテ!(辛い!)」

慌ててチチャを飲んだ。そしてむせる。

エレーネさんも向こう側に座っている現地のお客さんも笑っている。

あ~美味しいものを食べられて幸せ♪

ご馳走様でした~


最後チップもあわせてお会計したら、ちゃんとおつりが返ってきちゃった!

「Gracias!Adiós! グラシアス!アディオス!(ありがとう!さようなら!)

みんなに手を振ったら、現地のお客さんも大きく手を振り返してくれた。

いいな、ペルー。みんな優しい。













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