エレーネさんの車は、ある一つの店の前で止まった。
「ちょっと待っていて」と彼は店の中に入っていくと、
お店の社長さんみたいな人と出てきた。社長さんが「あの扉を開けてごらんなさい」
と、店の横にあるアーチ状の白い扉の向こうに行くように促すと。。。
わ~い!!アルパカとリャマの牧場だ~!!
ひとかかえもある餌の束をそれぞれもらって、
首を伸ばしてきた子にあげてみる。
良く食べる子もいれば。。。
こんな風に
ぼーーーーーーーーっとしてる子もいる
か、かわいい😍
南米ラクダ科の動物がいるのだが、
はっきりいいってどれが
アルパカなんだか?リャマなんだか?
ビクーニャなんだか?
見分けがつかん!!
一般的にリャマは運搬用、
アルパカとビクーニャは、毛を刈るために
飼われているらしい
ちなみに一番は最高級のビクーニャの毛なんだそう。
コンドルもいます
羽を広げると4mにもなるそう
社長さんは館内を一生懸命案内してくれる。
サボテンから取ってきた何か白いものをぶちっと
つぶすと、中からくすんだ赤色(臙脂色)の
絵の具のようなものが飛び出した。
それにレモン汁を加えると、あら不思議!
鮮やかな赤色(カーマイン)に変化する。
白いものの正体は、ウチワサボテンの葉に寄生する
「Cochinillaコチニージャ」という虫。
化粧に使う口紅や頬紅の原料にもなる
染料に使う場合は乾燥させてからすりつぶして使う。
指に着いた色は石鹸で洗っても、
しばらくは落ちなかった。
コチニージャの雌だけが、赤色色素のカルミン酸を分泌するんだって。
その他アンデスの人々は、昔から紫トウモロコシ、植物の葉、鉱石などを使って、
天然の染料を抽出してきたという。
その色のバリエーションがすごいのよ!!
社長さんが手品のように
カラフルな色を次々と
作り出していくのを見て、
私達はいちいち、
「お~!!」だの
「なんで?!」など反応するので、
社長さんやエレーネさんは面白がって
「NANDE?NANDE?」と、
ムラキチのまねをした。
こんなに鮮やかな色が自然から作り出せるなんて!!
インカ文明ってすごい!!
ケチュア族やアイマラ族にとって
色鮮やかな民族衣装はアイデンティティそのもの。
通りすがりのどんなおばあちゃんだって、
自分なりの鮮やかな色を身に付けて
毎日おしゃれしてる。
最近黒や紺ばかりの
カラスみたいな恰好をしているムラキチは
ちょっとハッとさせられた。
模様だってちゃんと意味がある
空や太陽、コカの葉、リャマ、アルパカ
昔々王さまが一人いて。。。
タペストリーひとつにもストーリーがある
この図柄はすべて織物をする女性の
頭の中にインプットされているという。
お手本になるような本などはない。
10代というまだ幼い頃から
糸つむぎのお手伝いをしながら、
見よう見まねで図案を覚えていく
文字を持たないインカ帝国では、人口・農作物や家畜など、
数量を把握するために、Quipuキープと呼ばれる紐を使って
記録していた。長さ1mほどの主紐に細い紐を結び付けたもので、驚くべきことに結び目の位置・数から、これらが十進法だったことが判明している。
また、赤は兵士、黄色は金など色でその内容を表したり、糸のねじりの方向まで意味を持つとされている。
何よりもすごいコトは何も結ばないのは
「0=ゼロ」という概念を持っていたこと。
あまりの賢さに脱帽です。
製作されたキープはチャスキという飛脚たちによって
運ばれ、彼らによって帝国内のあらゆる情報が
王のいるクスコへ届けられ、またクスコからの指令が
各地に行き渡った。
チャスキが行き来した道はインカ道と呼ばれ
2014年に世界遺産に登録されている
このお店はそんなインカの女性が丹精込めて作った織物や、
手触りの良いベビーアルパカ製品の販売をしているのだが、
単純に博物館として訪れても十分に価値のある場所だった。
こんなに社長さんが写真を撮ったりサービスしてくれたのに、
何にも買わなくてすみません。
アヲの黒いロングコートを狙っていたんだけどね。
これから引っ越しで無職になっちゃうムラキチには
14万円って値段じゃ、ちょっと買えないんよ😭
Psje. Ramon Castilla No 122, Wanchaq, Cusco
0 件のコメント:
コメントを投稿